おしゃべり
2016年 10月 16日
女というのはおしゃべりが好きだ。
特にオチもなく、答えも求めず(時にはアドバイスを拒否し;笑)、
頭に浮かんだことをひたすらしゃべり続ける。
実はその裏側では感情と思考の整理が行われていて、
声にして外に出して自分の耳で聴いてみて、
そこから『ああ、そうか』と気づきを得ていたりする。
女は男よりも客観的に物事をとらえるのが上手ではない、というのはよく言われる。
おしゃべりは、本人が主観的に見ている事柄を客観的な位置に置きなおすという、
結構重要な役割を持っていると思う。
私は普段、SNSも含めてあまりおしゃべりをしないので、
大抵、自分の中で考え、時には自分に問いかけて対話している。
頭の中で考え続けるのは時にぐるぐる思考に陥るので、
紙に書き出したりネット上でつぶやいたりして、
文字にして目で再確認する。
感情がこんがらがっている時はセルフカウンセリングをする。
一つ一つ丁寧に感情をすくい上げ、質問し、
自分で自分に共感をして寄り添っていく。
(セルフカウンセリングのコツは、自分の外に原因を探さないこと。
目的は問題の解決ではなく、
自分の感情と、その感情が生まれる内因を見つめることにある。)
セルフカウンセリングができるようになって、かなり楽になった。
なまじ近い人に話すと、相手の価値観で遠慮なく判断されて
いらぬ傷が増えてしまったり余計な干渉を受ける羽目になったりする。
でも。
そのセルフカウンセリングすらできないほど混乱して弱りきっている時。
やっぱり誰かに聴いてもらうことが一番だなと感じてる。
ただ聴いてくれる、共感してくれる、寄り添ってくれる人がいるって
なんて幸せなこと。
こちらに気づいて言葉をくれた優しさ。
見ていてくれたんだと嬉しかった。
君の存在に、私は救われている。
by Miss-Lavendar
| 2016-10-16 23:38
| ◆ 多感・雑感